講演会を聞きに行きました。
高齢社会になり、どう生き、どう逝くかがテ-マです。
受け持ちの患者が死んでいくのは敗北であり、
医学の限界を知らされることでした。
しかし、生まれたものは死んでいかねばならない。
もっといえば、いかに自然に死んでいけるかが今、
求められているのです。
お医者さんや医療に従事される人たちが、
お医者さんや医療に従事される人たちが、
死を受け入れ、自然なこととして認めてくださる
時代になったのです。
喜ばせていただきましょう。
しかし、会場に集まった高齢者たちの関心は、
もっぱら長生きとポックリ死ぬことだけで、
そのためのヒントを示してほしい・・という
雰囲気しかなかったように思います。
長生きは、苦しいことも多く、つらい経験も
せねばならない。長生きするつもりなら、
それを覚悟せい、といわねばならない。