お知らせ



◆◇ お知らせ 

2019/06/01

今月のことば-6月

「皆悉到彼国」 かいしつとうひこく


4年前、娘を亡くし、その後この言葉を前にした時、

涙があふれました。

文字に震えて涙をこぼしたのは初めての経験でした。

娘を亡くすまでは

「皆、悉く彼の国に到るか、ありがたいことだな」

ぐらいにしか思いませんでした。

しかし、わが子の死という苦しい体験をしてから

あらためてこの言葉を見た時、

体の中から熱いものが込み上げてきました。

中略

「皆到彼国」でも伝わるものを、「悉く」とのお示し。

それこそ一切衆生を救わずにはおれないという

阿弥陀さまの大慈悲を感じた瞬間でもありました。
大乗5月号 松岡 満優 師の言葉より