お知らせ



◆◇ お知らせ 

2020/04/01

今月のことば-4月

「ボケ力」というのは、たしかにあると思います。

ボケてから、新たに備わってくる力です。

認知症は決して不幸な病気、悲しい病気ではなく、

ある年齢になればだれにでも起こる

一つの状態でしかありません。

脳の老化が原因なのですから、

いまの医学では防ぎようがないのです。

それならば、

高齢になることでだれにでも備わってくる

そのものをボケと考えてもいいはずです。

そう考えることで、ボケてからの人生にも

いろいろな可能性があると気がつくからです。


和田 秀樹 著
「自分が高齢になるということ」より
新潮社ワイド親書