2018/02/01

餅つき

今日おまいりにうかがったお宅では、

年末12月30日に餅つきをされるという。

お寺でもちょうど同じ日に餅をつくので、

そこから餅つきの話で盛り上がる。

みんな、餅をつくことだけ楽しみにして来るけれど、

実は前日の準備が大変。

道具を出して、洗っておく。もちろんお米も洗う。

60代半ばの奥さんが、その準備を全部される。

そのお宅では、1臼3.5升で5臼つくという。

この数字と労力は、餅つきをされる方なら

お分かりだと思う。

1人で準備するのはとても大変なことだ。

そして餅つき当日も、お米の蒸かし具合、餅をつく、

手返し、つきあがった餅をのばす、丸くまとめる、

道具を洗う、片付ける、などなど、分担するにしても

作業工程はたくさん。

次の日には、これまた大変な、餅を切る作業がある。

専用の餅切り機などがあれば別だが、包丁で切ると

手が痛くなるし、包丁に餅がひっつき切りにくくもなる。

(さすがにこれは男性の仕事らしい。)

なんか大変なイメージばかりだが、

それもこれも、すべては餅が好きだからできること。

きな粉、アンコ、大根おろし醤油・・

みんなでつきあがったお餅をほおばるとき。

その美味しさと言ったらもう、他に代えがたいものがある。

大袈裟でなく、これは日本人なら知っておくべきものの

一つだ。

ここからは余談だが・・・

専応寺では「こわ餅」にも力を入れている。
(個人的に好みなだけ、と言われることもある。)

「餅米」と「うるう米」(普通のお米)を

秘密の割合でまぜる。

つきあがるとその食感は、「お餅」と「ぼた餅」の中間と

表現すると分かりやすいかもしれない。

(この食感にしても、お米の割合と前日から水につける

時間の長さによってかなり異なる。)

しかし何と言っても、百聞は一見(一食)に如かず。

普通の餅ほど伸びず、かといってぼた餅とも違う

独特の食感。

そう、「こわ餅」の良さは食べないことには分からないのだ。

お餅、特に「こわ餅」については、ご門徒さんの中にも

愛好者がおられるのでその方には毎年お届けしている。

「これが好きなんじゃ。昔はついておったけども、

今はもう貴重品やで」

などと言われると、同じ愛好者としては最高の喜びだ。

そんなこんなで、今年の夢は「こわ餅愛好会」。

こわ餅を無上に愛するものがつどい、

「これだ、これなんだよ」と言える場をつくりたい・・

餅つきの話から、夢と現実の世界を右往左往してしまった。

最後まで読んでくださってありがとう。

この夢に付き合ってくださる方、大歓迎です。