今年100歳になられる。
まだまだお元気で、お医者さんからも体は
特に何も問題ないと言われている。
戦争を経験しておられ、その体験を自筆で残そうと
されておられる。
さらに、この年齢で、相手のことも考えながら
会話も楽しんでおられる。
今日はその方から戦争体験記をいただいた。
授業で学んだり歴史家が書いたものではない、生の現実感。
あまりに狭い範囲のことで、全体から見たら
違うこともあるのかもしれないが、そのリアリティはものすごい。
手記を読ませてもらったりお話をうかがっていると、
申し訳なくて
「戦争は仕方ない」とか、亡くなられた方を
美化するなどということは到底できないと心底思わされる。
その方も言われていたが、
「私が生き残っているなんて、
本当に運が良かったとしか言えん。
戦友がどんな思いで死んでったのか、
生きてたら何をしてたのか、
ふと考えると眠れなくなることがあるよ。
こういうこと(戦争)に巻き込まれない時代が
続いてほしいと思うけれど、
戦争の現実を知らない人が増えるというのも恐ろしいね。
かと言って、戦争の話を誰にでもできるほど
私も強くないしね(笑)」
ひょうひょうとではあるけれど、
複雑な心境を話してくださった。
良い悪いではなく、知っているか知らないか、
がとても大切だと感じる。
その上で自分ならどうなのか、自分の頭で考えるしかない。
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聞かせてもらう会をおこなう予定です。
追ってまた日時をお知らせしますので、
ぜひご参加ください。